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日本臨床矯正歯科医会21年度・2月例会を東京にて開催

 

日本臨床 矯正歯科 医会 平成20年度2月例会開催される(1日目)

2009年02月27日
 

日本臨床 矯正歯科 医会平成20年度2月例会開催(1日目)


 2009年2月18日・19日、東京ステーションコンファレンスにおいて平成20年度 日本臨床 矯正歯科 医会の例会が開催されました。 
 会員総会、委員会プログラムを通して「矯正医会」の会務運営などの情報を共有し、特別講演、教育講演、会員症例発表、症例展示では、会員の知識と技能向上を図り、スタッフプログラムでは、今回は歯科衛生士だけでなく、トリートメントコーディネーターや歯科技工士対象のセミナーも準備され、多数の会員診療所のスタッフが各種講習を受講し、会員診療所の「質の向上」に努めました。今年は、平成21・22年度理事選挙および平成21〜24年度監事選挙開票も行われ、結果が選挙管理委員会から報告されました。
 
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 矯正歯科専門開業医で構成される、我々、日本臨床 矯正歯科 医会では、矯正歯科医としての信頼を高めるために、会員は5年に1度、大会・例会での症例展示報告が義務付けられています。全国の矯正歯科医が一堂に会する場で、自ら治療した結果を「胸を張って」報告するには、矯正歯科医としての日頃の研鑽と、確実な治療を行うことが要求されます。
 この、平成20年度例会でも、14題の症例展示と2題の会員口演発表が行われました。日頃の研究成果を示し、また臨床技術を証明することで、国民の皆様に厚く信頼される「矯正歯科医の会」となるべく、会員一同、日々努力しております。

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出展者名簿
 
 症例展示報告 14題
安藤葉介(秋田県)、大出博司(北海道)、岡崎聡慶(大阪府)、大森勇市郎(茨城県)、木下三樹夫(大阪府)、齋藤伸雄(神奈川県)、塩田敦子(大阪府)、竹内誠(長野県)、立花京子(兵庫県)、土田隆彦(北海道)、中橋章泰(大阪府)、堀内敦彦(長野県)、松川公洋(奈良県)、三村博(東京都)
(アイウエオ順・敬称略)
 
 会員口演発表 2題
・里見優(山形県)
・神奈川支部学術委員会
(敬称略)

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 我々、日本臨床 矯正歯科 医会の会員は、国民の皆様に安心して矯正歯科治療を受診していただく為に、また、安心して我々の会員診療所を選択していただけるように、日々研鑽を欠かさない事をお約束致します。

 五十嵐専務理事の例会開会宣言の後、「Webの将来展望と矯正医会ホームページの戦略」と題し、齋藤委員により広報委員会報告がなされました。

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 1995年にホームページが普及しはじめてから15年近くが過ぎ、ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)は目覚しい発展を遂げて、私たちの生活や社会には欠かすことのできないものとなっています。情報通信機器はますます小型化し、安価になり、インターネットをはじめとして様々なところで、デジタル通信を行うことも可能となりました。それにつれて、すでに莫大な情報がデジタル化されて、インターネットを通じて利用できるようになり、日本におけるインターネット人口もすでに8,000万人を超え、医療情報収集においてもWebへの依存度がきわめて高いといえます。
また、インターネットは広告規制を受けずに独自のメッセージを発信することができる媒体ということもあり、多種多様な情報が氾濫しているのも現状です。
 これまで日本臨床 矯正歯科 医会では、「矯正歯科何でも相談」をはじめとして、矯正歯科医療・会員診療所・入会案内・会員ページ、えくぼマガジン、会員一斉メール配信、ブログなどの情報発信を中心にWeb戦略を行ってきました。しかしながら、Webは近年、双方向の情報コミュニティとして役割が多様化する傾向にあり、医会でも時代に即したかたちでWeb戦略を立案することが必要不可欠と思われます。
 
 多くの情報をやりとりする仕組みをどのような方法で認知してもらうかといった視点が重要になり、公開すべき情報、コミュニケーションの手段、また矯正医会のブランディングを含め、これらの取り組みをどのようにスタンダードとなるまで押し上げていくか考えていくことが必要です。

 広報委員会におけるWeb構想・将来展望をまとめますと
1)サテライト戦略
 公式サイトのほかに、各分野のサイトを複数整備し、それらを相互連携する戦略である。現行の「えくぼマガジン」に加え、医療関係者向けの医院承継、コ・デンタル募集サイト、学校歯科関係者向けサイト、海外学術団体向けサイト(WFO向け)等で、他分野にわたる充実した情報を提供し、プロモーションの上でも相互効果を期待したいと思います。
2)データベースの資産価値の活用
 公益活動として、会員医院情報の詳細を矯正歯科専門医のリストとして一般に公開し、また会員の学会発表履歴を公開することで、医会として会員診療所の「医療の質」を保証するといったサポートを考えています。
3)データベースの活用による市民との双方向の情報交換
 補綴・歯周専門医、学校歯科医・養護教諭、市民との双方向の情報交換システム確立も目指したいと思います。市民との情報交換は、現在の「矯正歯科何でも相談」をさらにステップアップさせるほか、市民セミナーの個別相談のWeb上での開催なども考えております。地域や開催時期に左右されずに、全会員に平等に個別相談の機会が創造され、市民も自宅にいながら、複数の矯正専門医の意見を得られるなど、多くのメリットがあります。

以上を矯正医会のWeb構想の3つの柱とすることを広報委員会として考えております。

 これらを実現することで、日本臨床 矯正歯科 医会、各会員、そして一般市民に利益を還元し、より公益性の高い活動を支えることができるものと考えております。多様化するWeb戦略を成功に導くためにも、すべてのセクション、各会員のご協力をお願いしたいと思います。

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 午後1時15分定刻に、第9回通常総会が開かれました。

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 五十嵐 一吉専務理事の開会の挨拶で始まり、点呼にて出席者86名、委任状を提出された先生が188名、合計274名で過半数である236名を超えたため総会の成立が確認されました。

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 点呼後、平木 建史会長よりご挨拶があり、今回の協議内容にもあります、新公益法人制度の下で本会のような中間法人が一般社団法人に移行する際に定款の一部改正が必要なこと、WFOへの団体としての加盟についての現在の展望、そして本会においては、ここ数年、新入会員の増加により、国内最大の矯正歯科単科開業医の団体としての基盤は揺るぎないものになったとした上で、さらなる未入会員への入会の働きかけと共に、勤務医の先生方に今後どのように本会に関わっていただくかについて検討すべき時期に来ていることにも触れられました。
 また、現執行部はもうすぐ任期が終わるため、可及的にスムーズに次期執行部へ移行したいというご意向が述べられました。

 その後、議長に東京支部の米山 和伸先生、副議長に東北支部の曽谷 猛美先生が選出され、会務報告に移りました。
 会務報告では五十嵐専務理事より平成20年度の会務概況ならびに諸会議経過報告、平成20年度一般事業報告があり、今年度の会員数の推移や、「歯と咬み合わせのガイドブック」を発刊しそれが好評であること、今年度および次年度の大会について、またWFOへの団体としての加盟の現況などが報告されました。

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 続いて菅沼 與明広報理事より平成20年度特別広報事業経過報告として、主に全国広報キャラバン、ブレーススマイルコンテスト、リサーチパブリシティーについての報告があり、最後にその他の項目として、野村 泰世会計理事から平成20年度の一般会計報告がありました。
 会務報告の後、議案の審議に入りました。議案としては第1号議案から第8号議案まで、熱い議論が交わされた結果、すべての議案が賛成多数で可決されました。

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 その後、協議事項として一般社団法人移行のための定款変更案について、平木会長より、司法書士の中谷先生立会いのもと、変更部位についてのご説明がありました。
主立って変わったところとしては、公益法人を見据え、医療管理委員会と共済委員会が分割されたこと、理事会の開催頻度が明記されたことなどだそうです。
 定款変更の説明後、午前中におこなわれていました次期役員選挙の開票結果が選挙管理委員会副委員長の石川 剛先生より発表され、次期理事候補の11名と監事候補2名が決定しました。
 最後に福増 一浩副会長の閉会の辞にて、第9回通常総会は無事閉会いたしました。
 閉会後、会員協議会にて、足立 敏渉外理事よりWFO入会をめざすメリット、今後どのような戦略で進めていくか等のご説明がありました。足立理事いわく、矯正歯科専門医の団体である日本臨床矯正歯科医会こそ、日本においてWFOの加入団体としてふさわしいことを強調されておりました。
 
 また、五十嵐専務理事からは会員種別の見直しについて、ご提案がありました。
日本臨床矯正歯科医会の門戸をより広げるため、1種、2種、終身、アカデミック会員以外に新たにもう一つ会員種別を作ってはどうかとのご提案で、どちらも活発な協議がなされました。
 その後、新入会員の先生方の自己紹介がありました。今回は、新たに8名の先生方が日本臨床矯正歯科医会に入会いたしました。

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 総会後の特別講演は、「矯正歯科の日常診療の中に潜むアクロメガリー(先端巨大症)」。講師は東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科主任教授の堀智勝先生と、同じく東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター内科教授の肥塚直美先生で、脳神経外科医の立場と内分泌内科医の立場からのお話を伺いました。

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 アクロメガリーは下垂体に発生した下垂体腺腫に起因する慢性の進行疾患です。下垂体腺腫は、ホルモンを分泌する機能性腺腫と、ホルモンを分泌しない非機能性腺腫に分類されますが、アクロメガリーは成長ホルモン産生腺腫によるもので、成長ホルモンの過剰分泌が骨端線閉鎖後に生じるとアクロメガリーに、骨端線閉鎖前の成長期に生じると下垂体性巨人症になります。
 アクロメガリーの主な症候としては、額や下顎の突出、下口唇の肥大など特徴的な顔貌の変化、手足など四肢の末端の肥大、口腔内では反対咬合や、巨大舌をともなう空隙歯列などがあげられます。顔貌や口腔内に症状が現われるため、我々矯正歯科医も、十分な知識をもち、医科との連携をもつことが重要です。
 
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 治療の第1選択肢は脳外科医による腫瘍摘出手術で、鼻からの手術術式が映像で紹介され、熟達した脳外科医による手術成功率は非常に高いことがデーターで示されました。
手術が行えない場合や、手術後の成長ホルモンのコントロールが必要な場合には薬物療法が行われ、必要に応じて放射線療法が追加されます。
 アクロメガリーは早期に発見されれば治癒率の高い疾患ですが、糖尿病や高血圧症などの合併症を発生する率が高く、早期診断・早期治療の重要性が述べられました。
 講演終了後 1.歯や顎以外のアクロメガリーの診断基準、特徴 2.アクロメガリーの疑いの高い患者さんを発見した際の対応 3.アクロメガリー患者さんが矯正治療を希望される場合の注意点、という3つのテーマでディスカッションがなされました。