「歯並びと矯正歯科治療」に関する意識調査
日本臨床矯正歯科医会では、「歯並びと矯正歯科治療」に関して様々な視点から意識調査をおこなっています。
2005年、2006年と、全国1000名の男女を対象に「歯と歯並び」に関して意識調査を行いました。この結果を、9月に札幌で開催された日本矯正歯科学会大会、そして、10月に横浜で開催された日本臨床矯正歯科医会大会に学術展示の形式で発表しました。
学術展示という多少硬い形式での発表内容ですが、歯と歯並びの意識についてご理解を深めていただければ幸いです。
高い年齢層の治療に対する関心の高さ
【調査に関して】
近年、診療や市民セミナー参加者の声において、矯正歯科治療に関心を抱いている年齢層の幅が広がってきている感があります。そこで、高い年齢層の方々が持つ、矯正歯科治療についての意識について調査を行ないました。
“子ども”が受ける治療というイメージがなにかと強い矯正歯科治療ですが、調査結果からは、最近のアンチエイジングの流れも汲んだ、興味深い結果が見えてきました。
【質問】
- いつごろ、矯正歯科治療を始められましたか?
- 他人の顔を見るとき、どの部分に目が行きますか?
- 歯並びがキレイな人にどんなイメージを持ちますか?
- あなたは矯正歯科治療を受けようと思ったことがありますか?
- 矯正歯科治療を受けるとしたら、矯正専門医院と、一般歯科医院 と、どちらを選びますか?
【結果要約】
- 従来、10代を中心とした年代で矯正歯科治療が行われてきた
- しかし、高い年齢層でも綺麗な歯並びへの欲求が高い
- 高い年齢層ほど歯並びが綺麗なことに若々しさを感じる
- 従来治療が行われてきた年齢層よりも高い年代で、治療に対して高い関心が抱かれている
- 社会は矯正歯科医に高い技術と納得のいく説明を求めている
【調査概要】
- サンプル数 :10代〜50代の男女各500人、合計1000人
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査地域 :全国
- 調査実施時期:2006年5月12日〜5月14日
患者に求められる医院像
【調査に関して】
日本臨床矯正歯科医会は、矯正歯科治療を専門に行なっている開業医の団体です。専門の医師として、安心できる治療を提供するために、サービスや治療技術の向上を会員で図っています。そこで、一般の方々が、どこまで「矯正歯科治療の専門医院」を知っているか、また、求められている医院のありかたについて調査を行ないました。
調査結果からは、まだまだ専門医院についての認知が足りないことが伺えましたが、本会の方向性と求められている部分が合致していることが分かり、患者様に安心して矯正歯科治療を受けていただくために、更なる情報の提供が必要であることが見えてきました。
【質問】
- 矯正歯科治療のみを専門に行っている歯科医院があることを知っていますか?
- あなたが治療を受けたのは、矯正歯科専門医院ですか?
- 仮に矯正歯科治療を行うとすると、安心して受診できる医院はどのような医院ですか?
- 矯正歯科治療を受けるとしたら、矯正専門医院と、一般歯科医院と、どちらを選びますか?
- 矯正歯科専門医院の認知度は半数以下
- 矯正歯科専門医院で治療を受けている割合は3割程度
- 安心して受診できる医院の基準は、“治療技術の高さ”
- 治療を受けるなら“専門医院”が8割
【調査概要】
- サンプル数 :10代〜50代の男女各500人、合計1000人
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査地域 :全国
- 調査実施時期:2006年5月12日〜5月14日
歯並びへの意識
【調査に関して】
歯周病ケアや歯のホワイトニングなど、歯の健康・見た目についての関心が高まっています。しかし、歯並びについてはそこまでの興味をもたれている方はまだまだ少ない状況です。そこで、歯並びに対する意識について、また、矯正歯科治療に関する知識についても調査を行ないました。
調査結果からは、歯並びの状況と、本人の意識との間に大きなギャップが生じていることが見えてきました。
【質問】
- 自分の歯並びを採点すると何点ですか?
- あなたは、矯正歯科治療をする必要があると思いますか?
- 矯正歯科治療には、年齢による治療制限がないことを知っていますか?
- 矯正歯科治療を始めたきっかけは何でしたか?
- 歯並びがきれいだと思うスポーツ選手をお答えください
【結果要約】
- 歯並びの自己採点は48.9点
- 矯正歯科治療が必要な潜在患者は67.9%。しかも、そのうち治療が必要だと考えているのは38.7%のみ
- 矯正歯科治療に年齢制限が無いことの認知度は34.7%
- 治療を始めたきっかけは、「歯並びが悪いから」に次いで、『歯並びが悪いと指摘されたから』
- 歯並びがきれいなイメージのスポーツ選手は荒川静香
【調査概要】
- サンプル数 :10代〜50代の男女各500人、合計1000人
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査地域 :全国
- 調査実施時期:2006年5月12日〜5月14日
潜在患者への情報提供
【調査に関して】
日本臨床矯正歯科医会では、ウェブサイトや市民セミナー、書籍などで矯正歯科治療に関する広報活動を幅広く行っております。そこで、情報提供の方法・中身についてどのようなものが求められているか調査を行ないました。
調査結果からは、受身ではなく、積極的に情報を集めたいという姿勢が強く現れていました。今後も本会の広報活動を通して、皆様へ分かりやすく適切な情報を提供してまいります。
【質問】
- 矯正歯科治療について、どのような情報提供の方法が望ましいですか?
- 矯正歯科治療について知りたい点をお答え下さい。
- あなたは「矯正歯科治療」を知っていますか?
- あなたは、矯正歯科治療のみを専門に行なう歯科医(オルソドンティスト)で構成されている「日本臨床矯正歯科医会」を知っていますか?
【結果要約】
- インターネットによる情報提供が多く望まれている
- 矯正歯科治療について求められている情報は、「費用」、「治療期間」、「治療法」
- 矯正歯科治療を知っている割合は8割と多数を占める
- 本会の認知度は27.9%と、昨年度より10%以上上昇
- 本会のHP訪問者数は1年で倍以上に増加している
【調査概要】
- サンプル数 :10代〜50代の男女各500人、合計1000人
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査地域 :全国
- 調査実施時期:2006年5月12日〜5月14日